本コースに対してよくある質問
Frequently Asked Questions


Q.建築士になれますか?

A.建築士になるには試験を受けて合格する必要があります

 建築士になるには試験を受けて合格する必要があります.また,建築士の試験を受けるためには受験資格(学歴要件と実務経験)が必要です.本学の建設工学科では,下記のように希望者は建築士の受験資格の内,学歴要件を満たすことが可能なカリキュラムを提供しています.詳しくは,【社会基盤デザインコースの新・建築士受験資格への対応について】をご覧下さい.

 

 ただし,本学の社会基盤デザインコースは従来から土木工学を中心とする教育プログラムに基づく教育を行っています.夜間主コースでは,H.21年度入学生から防災と建築学を融合した新しい構造技術者の育成を目的として建築学に関する授業を開講します.昼間コースは土木工学に関する科目の履修を基本としたカリキュラムですが,夜間に開講される建築関係科目の履修が可能で,それらの所定の単位を修得することにより建築士受験資格の学歴要件を満たすことができます履修は可能です。しかし,建築士受験資格の学歴要件を満たすといっても,一般の建築学科のように全ての分野が網羅されているわけではありません.したがって,建築士試験を受験するには,実務に加えて自分で建築士受験のための勉強を追加することが必要です.

 

 建築と土木の違いを説明するのは難しいですが,住宅やオフィスビルなどは建築,道路・橋などは土木で,都市開発,公園などは両者にまたがった分野となっています.土木工学を出て建築系に近いことをする人,建築系を出て土木に近いことをする人はいますが,日本の場合,技術者として両者を区別する風潮は強いと考えられます.

 

 本学では,卒業生の一部に建築士となった人もいますが,大半は社会資本整備に係わる役所や建設会社,設計事務所(コンサルタント)に進んでいます.

 

 どちらの学問を学ぶべきかは,進路希望と照らし合わせてじっくり考えられることをおすすめします.