コンクリ船 航行成功!

 ボートの作製を通じてものづくりの楽しさや素晴らしさを体験してもらいたいと考えて,建設工学科ではコンクリート製のボートを作製しました.これは文部科学省が設けた「ものづくり教育推進経費」を利用したものです.希望者を募り,約15名の学生が実際の製作に取り組みました.製作日数は約1ヶ月半ほどかかりました.設計から全て学生達が計画しており,学生達は「授業だけでは体験できないものづくりの楽しさを実感できた」と話しています.
→型枠の製作

設計した船をふせた状態でコンパネやベニヤ板を用いて作製し,コンクリートの船の型(型枠)としました.
→金網の取り付け

コンクリートの船の型(型枠)の上からコンクリートの補強用の金網をガンタッカー(大型のホッチキスのようなもの)を使用することにより固定した.
→コンクリート打設

金網の上からコンクリートを塗ることによりコンクリートを打設しました.
コンクリートは比重を軽くするために,軽量骨材を使用しています.一定の厚さに塗るのに苦労しました.
→脱型

 コンクリート打設後に型枠の木材を取り除き,余分なコンクリート部分をカットして設計通りのカヌーを作ることができました.
→塗装

コンクリートは塗料を吸うので,コンシーラーという下地を塗りその後デザイン画に従い塗装を行いました.
スレンダーなボカヌーのラインを活かすデザインとしました.
→航行

10月24日に徳島市内の助任川にて製作したコンクリート船を浮かべました.天気も良く,
みんな交代で船の航行を楽しみました.手作りで造った船が浮かんだことに充実感がありました.

学科トップページへ 工学部トップページへ 徳島大学トップページへ